石丸伸二 鬼滅の刃に見る誇り高い生き方のメッセージ

時事

成人式は、人生の節目を祝福し、新たな一歩を踏み出す大切な機会です。この日、新成人の皆さんには、これまでの歩みを振り返り、これからの人生をどのように歩んでいくかを考える良い機会が与えられています。

今回、私たちは人気アニメ「鬼滅の刃」に登場する登場人物の生き方に着目し、石丸伸二さんの成人式でのメッセージを通して、誇り高く生きることの意義について深く掘り下げていきたいと思います。

石丸伸二 鬼滅の刃を例えた成人式での言葉

2024年1月、安芸高田市で行われた成人式の式典で、石丸伸二さんは新成人の皆さんに向けて以下のようなメッセージを贈りました。

20歳を迎える皆さん、誠におめでとうございます。
人生の節目を迎える皆さんに向けて、いったい何の話をしようか、めちゃくちゃ考えました。
政治か経済か哲学か、悩みに悩んだ末、結局、漫画にしました。
今日は漫画から学ぶ、誇り高い生き方についてお話をしてみます。

取り上げる漫画は「鬼滅の刃」です。
わかります?
アニメ化されましたし、映画化もされました。
鬼滅ですね。
この中でめちゃくちゃいいシーンがあったと、言葉があったというのを、皆さんにこの機会を使ってお伝えします。

ちなみに鬼滅の刃はさすがにわかります?
読んだことある?見たことある?
鬼滅の刃を見たことも聞いたこともないっていう人います?
大丈夫です?なんとなくうっすらイメージありますか?

大正時代をテーマに、少年が刀で鬼を倒していくっていう漫画です。
その中でこんなシーンがあります。
鬼滅全23巻なんですが4巻、最初の方で出てきます。
炭治郎と善逸、伊之助が仲間になるんです。
かなり初期です。
仲間になったその時、宿に泊まっています。
宿を翌朝発つんですが、その際にお世話になったおばあさんからこう言われます。
「どのような時でも誇り高く生きてください」と。
すかさず伊之助が「どういう意味だ?」って聞きます。
誇り高く生きる。
今これを皆さん自身が問われて、パッとこういうことかなって思いつく方がいらっしゃいますか。
なかなか答えにくい問いだと思います。
これは皆さんに限らず、世間一般の大人でも即答できる人はなかなかいないと思います。
その際に炭治郎はこう答えます。
炭治郎15歳なんですけど。
自分の立場をきちんと理解して、その立場であることが恥ずかしくないように正しく振る舞うことかな。
かなって言っときながら全然迷いがないです。
15歳の炭治郎がこう言ってます。
今、炭治郎のセリフに、立場という言葉が出てきました。
立場という言葉を聞いて、皆さんそれぞれがイメージされること、これはあると思います。
例えば、与えられた立場、持って生まれた立場というものがあります。
例えば家族です。
皆さんがこの世に生を受けたからには、お父さんやお母さんがあって、それからすると皆さんは子供という立場です。
遡れば、おじいさんやおばあさんが、それぞれに必ずいらっしゃって、そこからすれば皆さんは孫という立場です。
さらにここから自分で得る立場というものが増えていきます。
与えられたものではなく、自らの意思で得た、決めた立場です。
今学校で学んでいる方もいらっしゃれば、すでに社会に出て働いていらっしゃる方もあるかと思いますが、それらはもうすでに皆さん自身が選んだ立場です。
それぞれの立場において、正しい振る舞いをこれからも意識してみてください。

話が漫画から一旦外れるんですが、川崎レナさんという方の名前を聞いたことありますか?
去年の今頃話題になった方なんですが、国際子ども平和賞というところで受賞をされ、スピーチをされました。
その中で、私の石丸伸二の話も少し触れられたんですが、当時彼女は17歳、大人に向けてこう言いました。
特に政治家に向けて言ったんですが、政治家である前に、かっこいい大人になってくださいと、17歳の女の子から大人に向けて、つまり皆さんに向けて発せられた言葉です。
そのかっこいい大人、立場にあるべき行動をしている大人、実は鬼滅に出てきます。

これは映画にもなったんで、また話というか名前ぐらいは覚えがあるかと思うんですが、煉獄杏寿郎。
煉獄さん出てきて早々にいなくなってしまうんですが、無限列車という列車の中で戦う局面なんです。
その流れで猗窩座という、非常に強い鬼と上弦の鬼と戦います。
かなりの苦戦を強いられるんですが、その際に炭治郎たち、要は未熟な鬼殺隊、若者をなんとか守り抜こうと、炎柱としてこう言います。
「俺は俺の責務を全うする。ここにいる者は誰も死なせない。」
そして煉獄さんはその言葉の通り、仲間を、部下を誰一人失うことなく戦い抜きます。
しかし残念ながら、煉獄さん自身は猗窩座に討ち取られてしまいます。
残りの命もわずかとなった局面で、炭治郎たちにこう言います。
「自分の死は気にしなくていい」と。
なぜかといえば「柱ならば誰であっても同じことをする」と煉獄さんは考えていたからです。
立場というものをしっかりと理解し、その中で何を成すべきか分かっている人間というのは、このように散り際まで美しくあるんだろうなと、漫画の話であるんですが、実に深い示唆が、人間模様がそこに描いてあるように感じました。

この立場というもの、これから皆さんがいろんな局面で得ていきます。
自分で選んだ立場には大きな責任が伴います。
その立場と責任、時に苦しく、時に辛くあるかもしれませんが、その中にこそ生きる喜びが存在します。
今日なぜ、煉獄杏寿郎の話をしようと思ったかというと、煉獄杏寿郎なんと設定が20歳です。
今の皆さんと同い年で戦っているというのが漫画の中に出てきます。
今この中に柱の人はいないと思いますし、これから鬼殺隊を目指す方もいないと思いますが、同じ20歳であります。
是非、これからそれぞれがかっこいい大人になってください。
どうか心を燃やし続けてください。
皆さん全員が、誇り高く人生を歩み続けるよう願っています。
私は皆さんを信じます。
健闘を祈ります。

https://note.com/ankaku/n/n858c1a5511ed

石丸さんの言葉には、新成人の皆さんに対する温かい期待と、彼らが未来に向けて歩んでいくべき姿勢が込められていました。

石丸伸二 鬼滅の刃に学ぶ誇り高い生き方とは

ここで、石丸さんが引き合いに出した「鬼滅の刃」の登場人物たちの生き方について、より詳しく見ていきましょう。

炭治郎の誇り高い生き方

主人公の竈門炭治郎は、家族を鬼に殺された悲しみの中で、妹の禰豆子を人間に戻すという目的のために戦い続けています。しかし、炭治郎は決して憎しみに囚われることなく、相手の立場に立って考え、寛容な心を持ち続けています。

たとえば、鬼となってしまった禰豆子を懸命に守り抜き、最終的には彼女を人間に戻すことができました。また、敵対する鬼であっても、その内面に潜む人間性を見出し、共感する姿勢を貫いています。

このように、炭治郎は自身の信念を貫きつつ、相手の立場に立って考え、寛容な心を持ち続ける姿勢は、まさに誇り高く生きることの具現化と言えるでしょう。

善逸の誇り高い生き方

炭治郎の仲間の一人である善逸は、見た目ほど強くはありませんが、仲間を守るために必死に戦う姿勢が印象的です。

善逸は、自分の弱さを自覚しつつも、それを乗り越えようと努力し続けています。そして、仲間のために命を賭して戦うシーンが度々登場します。

たとえば、禰豆子を守るために鬼と戦い、自身が大ダメージを負いながらも必死に戦い抜く姿は、誇り高く生きることの表れと言えるでしょう。

このように、自身の弱さを認めつつも、それを乗り越えようと努力し続ける善逸の姿勢は、まさに新成人の皆さんに示唆するところが大きいと言えます。

義勇の誇り高い生き方

鬼殺隊の隊長である碧垣義勇は、自身の過去に深い傷を持ちながらも、誇り高く生き抜いている人物の一人です。

義勇は、自身の過去の過ちを深く反省し、それを乗り越えようと努力し続けています。そして、鬼殺隊の隊長として、部下たちを適切にリードし、鬼との戦いに勝利を収めています。

たとえば、自身の力不足から大切な人を失った過去の経験から、部下たちの安全を何より優先する姿勢が印象的です。また、自身の弱さを認めつつも、それを乗り越えようと努力し続ける姿勢は、まさに誇り高く生きることの表れと言えます。

禰豆子の誇り高い生き方

鬼となってしまった炭治郎の妹・禰豆子も、誇り高く生きる人物の一人です。

禰豆子は、鬼となってしまった自身の姿に大変苦しみながらも、炭治郎の懸命な努力によって人間に戻ることができました。そして、自身の弱さを克服するために、必死に修行に励むシーンが描かれています。

たとえば、自身の力を抑えることができず、周りの人間を傷つけてしまう禰豆子。しかし、そのような自身の弱さと向き合い、必死に克服しようと努力する姿勢は、まさに誇り高く生きることの表れと言えるでしょう。

このように、鬼滅の刃の登場人物たちは、それぞれの過去の傷や弱さと向き合いながら、誇り高く生き抜いていく姿勢を貫いています。

新成人に贈る言葉

以上のように、鬼滅の刃の登場人物たちの生き方には、私たちが学ぶべき多くの示唆が隠されています。

石丸さんが新成人の皆さんに贈ったメッセージにも、まさにこのような姿勢が込められていたのだと言えるでしょう。

新成人の皆さんには、これからの人生において、様々な困難や試練に直面することが予想されます。しかし、鬼滅の刃の登場人物たちのように、自分の信念を貫き、誇り高く生き抜いていってほしいと思います。

たとえ道のりが険しくとも、決して諦めることなく、自分らしく生きていってください。そうすることで、きっと輝かしい未来が待っているはずです。

私たち大人も、新成人の皆さんが誇り高く生きていけるよう、温かく見守り、必要に応じてサポートしていきたいと思います。

石丸伸二 鬼滅の刃に見る誇り高い生き方を総括

今回、石丸伸二さんの成人式でのメッセージと、鬼滅の刃の登場人物たちの生き方を通して、誇り高く生きることの意義について考えてきました。

新成人の皆さんには、これからの人生において、様々な困難に直面するかもしれません。しかし、炭治郎や善逸、義勇、禰豆子たちのように、自分の信念を貫き、誇り高く生き抜いていってほしいと思います。

そうすることで、きっと輝かしい未来が待っているはずです。私たち大人も、新成人の皆さんの歩みを温かく見守り、必要に応じてサポートしていきたいと考えています。

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